Dental Implant
欠損歯を補うインプラント外科・義歯
欠損歯を補うためには、インプラントを中心とした、ブリッジ、入れ歯などの選択肢があります。自分の歯と同じようにしっかり噛めるようにするために、口腔外科の観点からインプラントや義歯の提案を行っていきます。
インプラント治療は、顎の骨に体になじみやすい材料(生体材料)で作られた歯根の一部あるいは全部を埋め込み、セラミックなどで作った人工歯を取り付けて欠損歯を補う手術になります。
01
人工歯のかぶせ物。
セラミック・ジルコニア等、様々な歯科素材で埋入します。
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フィクスチャーと上部構造をつなぐ連結部分です。
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人工歯根,インプラント体と呼ばれる土台部分です。顎の骨に埋まっている部分で、骨と堅固に結合するチタンでできています。
欠損した歯の本数に合わせて、できるだけ負担の少ない治療を提案しています。
インプラントと顎の骨が結合するまで治癒期間を置き、歯肉が結合したら土台をセットし、歯肉の治癒が終わったらアバットメントと被せ物を装着します。
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位置・深さ・方向を確認し、
インプラント埋入を精緻に行う
インプラント治療は、神経、血液の位置や顎骨の深さなど三次元的に確認し、コンピューターシステムを使用しインプラントを埋め込みます。当院では、正しく埋入するための「ガイデッドサージェリー」というシステムで、CTスキャンでの画像データを元に、インプラント治療のシミュレーションを行い、治療計画通りに正確に手術を行っていきます。
理想の埋入手術を行うためのシミュレーション設計を行います。
顎骨の形態、骨質、歯周組織を予測し、サージカルガイド(手術用のひな型)に沿って、埋入位置、角度を決定します。
3D模型を作製し、上部構造を設計。咬み合わせを整えます。
治療のデジタル化
3D立体映像で、口腔構造を可視化し、インプラント体を支える顎骨の診断し、骨の長幅径、上顎洞、下顎洞の距離を計測し、精密なインプラント体が埋入されるように検査を行います。
正確な埋入ポジショニング
インプラント体と顎骨の埋入深度や歯肉の厚みなどをソフトで解析し、埋入ポジションを精緻に設計します。ズレがなく負担のない咬合状態を形成します。
骨が少ない箇所にインプラントを埋入しないといけない場合、顎や頬に必要な骨量を導入し、骨再生誘導療法という方法で土台を形成し、インプラントを埋入していきます。
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顎骨の骨量の幅や厚み、高さがなくてもインプラント体の埋め込みが可能にするための再生治療であり、骨補填材と特殊な膜を使用し、骨増生を行っていきます。顎の骨が少ないため、インプラントを埋入できないと思われている患者様も安心です。
側面から骨を入れて高さを創る
上顎洞の骨増生
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骨のない頬骨の空洞となっている部分でも、歯肉と歯槽骨の一部を取り除き、骨補填材を注入して骨増生を行っていきます。骨ができたらインプラントを埋入します。
下から骨を入れて押し上げる
上顎洞の骨増生
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サイナスリフトより骨の高さがある場合に行い、上顎洞の下の骨から骨補填材を填入して、上顎洞を押し上げてインプラントを埋入します。
当院では、治療前にカウンセリングと検査をしっかり行い、患者様が治療内容を理解して納得された際に治療を開始します。
STEP 01
カウンセリングで治療法や手術内容、検査のご説明いたします。
STEP 02
歯科用CTで口腔内の検査・撮影を行い、検査診断を行います。
STEP 03
検査結果を元に、治療計画の立案、インプラント手術の流れを説明します。
STEP 04
一回、二回と手術を分けて行います。
顎の骨にインプラントを埋め込み、アバットメントの取り付けを行います。
STEP 05
治療後のインプラント周囲炎など腫れや痛みなどを診断し、術後安定するように口腔ケアを行っていきます。
噛む力や見栄えなどの治療の選択肢をご用意し、快適に噛めるように義歯治療を行っています。審美性や耐久性を選択し、長期的に安定して噛めるように義歯作製を提案しています。
欠損歯が1~2本くらいで、その隣接する健全な歯を利用して橋を渡すように義歯を作ります。健康な歯を若干削ったり、支えに負担がかかる点があります。
着脱可能で、歯茎の色をしたプラスチックと人工的な歯との組み合わせで審美性に優れた入れ歯です。外れにくいように特殊な樹脂で作製するため、見栄えがとてもきれいです。
インプラント義歯。通常2~6本のインプラントを固定源として利用します。インプラントを固定源に、義歯を強固に維持・安定して噛めるようになります。